老子曰く、「戸を出でずして天下を知り、窓を伺わずして天道を見る」。
世界を飛び回った人間を日本人は尊敬する。
アメリカに留学し、ウォールストリートで働いたことがあると言えば尊敬される。
しかし、そういうアメリカ通の日本人には本当に知恵と実力があるだろうか?
そもそも、本当に才能と実力があれば、アメリカの社会で活躍するのではないだろうか?
しかし、日本人でアメリカの学校を出て、アメリカの社会で出世して、アメリカの実力者となったものは一人もいない。
皆、アメリカ生活の経験で箔をつけて、日本に帰ってきて有利なポジションに着こうとする。
大リーグの野茂やイチローのような実績をあげてもいないのに、アメリカで大学を卒業し、大学院で学び、アメリカのトップ企業の末端や、連邦議会、国連などの国際組織で少し働いたというだけで、日本に帰ってくれば、選挙に出たり、テレビに出たりできる。しかし、そういう帰国日本人が日本社会で実力者になることはない。
(本当の知識と実力は日本国内で得られる。日本人ノーベル受賞者は皆、小学校から大学まで日本で学び、日本で実力をつけた人間ばかりです。)
これは、第二次大戦後のアメリカ崇拝の延長です。
日本の政界にもこういう状況が見える。そして、財務省なども、このアメリカ崇拝が蔓延している。そして、菅前首相、野田首相も財務省の影響でアメリカ崇拝となった。
民主党でアメリカ崇拝でないリーダーが鳩山由紀夫です。小沢一郎もアメリカ崇拝から脱している。
もちろん、アメリカ崇拝なら自民党が先輩格だ。何も、あやふやな民主党に頼る必要はない。
これから、日本の政界はもっと明瞭にアメリカ崇拝と反アメリカに分かれる。すなわち、自民党系と小沢・鳩山系の戦いだ。裏切りの野田民主党は消えゆくのみ?
Shinkansen Super-Express Train around Tokyo
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