人類の滅亡が近づいていると言えば、皆、冗談だと思うでしょうが、現代の物質文明の崩壊が迫っていると言えば、実感を感じる人はいるかも知れない。
実際、21世紀に入ってから、イスラム・テロ(9.11同時多発テロ)、世界レベルの金融危機(リーマン・ショック)、地震・津波・洪水(スマトラ大津波、東日本大震災、コロナ大感染)などの自然大災害、国家・民族間の紛争(ウクライナ戦争・ガザ戦争・中国の覇権追求)、ネット犯罪(オレオレ詐欺・AI犯罪)などが生じている。人類は地球規模で破滅に向かって突進しているように見える。
現在の文明は4600年前のエジプトのピラミッドの建設から始まる。4000年前には、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の始祖アブラハムが生まれ、2000年前にはイエス・キリストが出現しその後の世界文明の基礎を作った。そして、現在はイエス・キリストの出現から2000年たっている。今の世界の年号は、イエス・キリストの誕生以来の年数です。2千年のスケールで歴史は動いている。この理論によれば、西暦2600年頃に人類の歴史は終了する可能性がある。しかし、2000年代にいったん物質文明が崩壊してもおかしくない。その後の600年間は霊的な文明になったとしても。
2000年前にイエス・キリストが出現しなければ、世界には今も民主主義も、テレビやジェット機、スマホなどの物質文明も発展しなかったと思われる。仏教も神道も、エレクトロニクスを基盤とした物質文明は生み出さなかった。民主主義・人権尊重とハイテク・IT文明は、キリスト教に基づく欧米文明の賜物です。当然、そのような世界での心霊主義もキリスト教が基盤になっている。その代表が18世紀のスエーデンのスエーデンボルグです。日本の心霊主義・新宗教もスウェーデンボルグの影響を受けている。
敬虔なキリスト教徒でもあったスエーデンボルグは、イギリスの産業革命の先駆者となったニュートンと同時代の人間だが、学校で教えられることはない。ニュートンは物質文明の引き金となる科学革命の先駆者だったが、スウェーデンボルグは、産業革命に先立って、精神界、霊界の重要性を示した。しかし、その業績は科学万能の世界では重んじられていない。
ニュートンも敬虔なキリスト教徒であり、2060年頃から物質文明が崩壊すると予言していた。スウェーデンボルグは、霊界では18世紀に最後の審判が行われ、その影響が21世紀頃にこの世の人間界でも現れるとしている。現代文明が加速したのは、19世紀になってからだが、それは日本の明治初期に当たり、当時、日本でも霊感に恵まれた霊能者(出口王仁三郎など)が多く現れ昭和の日米戦争の悲劇なども予言していた。また、ヨーロッパでは当時から聖母マリアが出現し、第一次世界大戦以降の世界の悲劇を予言していた(ファチマでの予言など)。要するに、21世紀に向けて世界には霊的な警告が増大している。
アメリカのケーシーやイギリスのエドワーズ、イスラエルのユリ・ゲラー、日本の冝保愛子、政木和三、塩谷信男、高塚光、松原照子など今日まで多くの霊能者、超能力者が出現したが、オカルトだとして軽く扱われるにいたっている。しかし、この世の物質界の他に霊界があると信じている人も多くいる。バチカンもファチマやルルドの奇跡は否定していない。ただし、物質文明に生きる人は、ほとんどが拝金主義に陥って霊界のことは真剣に考えない。そして、世界は物質文明の破局、崩壊に向かっている。
これが、現在の世界の霊的な実情です。善と悪、神と悪魔の戦いにおいて、拝金主義を世界に蔓延らせた悪魔が勝利しようとしている。その結果が、21世紀における物質文明の崩壊です。もはや、神様は人間を悪魔の手に渡そうとしている。これが、正しい霊的な世界の歴史の解釈です。
今、日本人に出来ることは、伝統的な清貧主義に戻り、神様の怒りを和らげ、物質文明の崩壊に備えることです。
未来を心配する日本のさまざまな善霊も、多くの霊能者を使ってこの半世紀に渡って干渉してきた。しかし、悪魔はオウム真理教事件などを通して、霊的な宗教研究を危険視させ、霊能者もカネと富で堕落させ、科学を超えた霊的治療・研究なども危険なオカルトだとの考えを普及させた。結局、日本人も物質文明に入り込んだ悪魔の影響下に置かれることになった。そして、世界はAIなどの最新技術と共に、破滅に向かっている。これが、今の世の中の正しい認識です。その象徴が、今年の秋に行われるアメリカの大統領選挙です。キリスト教大国のアメリカ自体が、悪魔の影響下にある。バチカンも、霊的権威を失っている。第三次世界大戦を防ごうとする霊的な力は失われている。
要するに、悪魔が主導する拝金主義が世界を覆おうとしている。それに対抗できるのは日本の伝統的な清貧主義とイエス・キリストの教えです。だから、日本人は清貧生活を心がけ、聖書を学ぶ必要がある。仏教の経典などは難解だが、聖書は平易な言葉で書かれている。日本の伝統的な善霊も聖書を否定することはない。21世紀の心霊主義が到達するのは、イエス・キリストの教えです。
「心と力の限り神を愛し、貧しい隣人を自分のように愛せ」、イエス・キリスト!