2024年5月20日月曜日

貧しさを恥るな!!

「貧しさを恥るな」、というのが仏教やキリスト教の結論です。

むしろ、「エリートや富裕層になってはならない」、というのがキリスト教や仏教の本当の教えです。

これは、世の中の風潮や常識に反する。しかし、間違っているのは世の中の方なのです。だから、世の中の風潮や常識に従っているだけでは救いは得られない。これが、真実です。

むしろ、世の中のシステムの上には悪魔がいる、と考えるのが正しい。カネで物質的な幸福を得よう、という考え方が根本的に間違っている。それを教えているのが、キリスト教や仏教なのです。「神仏を信じて清貧の生活をせよ」というのが、仏教やキリスト教などの伝統的な正統の宗教の教えです。

「清貧生活」=>「死後は天国」

「富裕な生活」=>「死後は地獄」

これが、全ての伝統的な正統の宗教、心霊主義の教えです。

つまり、イエス・キリストや仏陀のようにホームレスのような教祖のみが信用できるのです。貧しい者を愛さなかった聖人はいない。

その理由は、そもそもこの世(物質界)は霊界のエネルギーから出来ており、物質界も霊界(あの世、天国、地獄)も、世界を作ったのは真の、唯一の絶対の神様であり、人間の魂(心、精神)は死後、霊界に行き神様の支配下に直接入るからです。そして、この神様は「完全な善」であり、この世では物質的な幸福は完全な善に反するからです。他人を無視して得られる物質的な幸福は、他人の不幸の上に成り立っており、完全な善に反するのです。

物質的な幸福を求めたものは、霊界の天国に入ることはできないのです。逆に、清貧生活を送った者は、霊界の天国に受け容れられるのです。だから、物質的な幸福とは縁遠い「貧しい生活」をしていることは、死後の天国生活が保障されたことになり、何も恥じる必要はないのです。

しかし、この世は悪魔の影響を受けている。悪魔は人々の物質的欲望を煽り、悪魔に魂を売ってでもカネを得させようとしている。この悪魔の影響下でこの世の体制、システムが作られ運用されており、拝金主義が世界の宗教となっており、人々はこの世のエリートや富裕層を崇め、その上にいる悪魔を神だとして崇拝している。だから、企業や役所の就職試験や面接で「私は神様を愛し、清貧生活を愛し、悪魔の拝金主義と戦います」と述べた者は、狂人だと判断され採用されることはない。

そのような世界では、貧乏人は蔑まれ、バカにされ、恥入るようにされている。しかし、そのような世界はイエス・キリストや仏陀の教えに反する社会であり、必ず破滅が訪れるのです。その時が、今の21世紀だと考えるべきです。

精神的な修行とは、この真理を理解し、物欲を捨てることです。カネを欲しがらず、愛と正義を愛し、清貧生活の意義を理解するのが宗教的な修行の目的です。

死後は、誰でも霊界で心(魂)は生き続けるが、生きている間に物欲を追求した者は天国に受け容れられない。物質的な幸福を追求した者も、天国には受け入れられない。物欲や物質的な幸福は、悪魔の罠だというのが真理なのです。だから、清貧生活を送り、悪魔に魂を売らなかった者だけが、死後、天国に受け容れられることになる。

カネは悪魔の化身であり、イエス・キリストは「カネを取るか、神を取るかだ」と言っている。今の物質文明はカネの上に成立しており、神様の教えに反するものだということを皆、理解しなければならない。そうすると、貧困に生きるということは、悪魔と戦っていることになる。

従って、清貧生活を生きる者は、当然、死後は天国に受け容れられる。むしろ、貧しさは、誇るべき状態だということになるのです・・・