霊は存在する。魂は存在する。そして、人間に心も存在する。
だが、現代科学は、どのようにして人間に心が生じるかも明らかにできない。また、この宇宙がどのようにして生まれたのかも明らかにできない。
現代科学者は、自分たちが説明できない心を使って、自分たちが説明できない宇宙の中の地球で、霊や魂の存在を否定しているのです。心を使いながら、心の存在を否定するようなものです。地球に存在しながら、地球の存在を否定するようなものです。要するに、現代科学者は半分、狂っている。
正しい答えは、この物質宇宙は霊界の霊的エネルギーから作られ、霊界の霊が人間の脳に入って魂となり、そこから心が生まれたのです。宇宙や霊を作ったのは、神様です。これを信じるのが信仰心です。
霊界にはさまざまな天使や、大霊、善霊がいる。彼らの中には人間界で宗教の教祖になったり、聖霊として出現するものもいる。しかし、霊界の上の天界、神界の上に唯一の神様がいる。これが、正しい信仰です。
唯一の神様は、神界から天界を生み、天界から霊界を作った。その際に、神様は機械や科学的道具を使ったわけではない。聖書によれば、神様は言葉と想念とイメージで、霊的エネルギーを使って、霊界から物質界を作ったのです。これを信じるのが、正しい信仰心です。
つまり、この物質界(この世)は、霊界(あの世)からの霊的エネルギーで作られたのです。だから、霊を認めない現代科学は物質界の謎に突き当たっても解明できない。人間の精神も、死後の世界のことも説明できない。そして、現代科学の上に成立している現代の物質文明では、霊的問題を迷信やオカルトとして無視する。奇跡は、全てトリックでできると主張している。確かに、スプーン曲げは手品でもできるし、病気は現代医学で治すこともできる。しかし、霊的エネルギーを利用すれば、そのようなこともできるのです。念力でスプーン曲げはできるし、心霊治療で病気も治るのです。
聖書には、イエス・キリストが霊的エネルギーを使って起こしたさまざまな奇跡が書かれている。キリスト教は、本来、仏教や神道以上に霊的な宗教なのです。だから、バチカンはルルドの泉の奇跡を認め、奇跡を起こした多くの聖職者を聖者として認めている。
日本でも、霊的エネルギーを使って多くの奇跡を起こした空海などの霊格の高い僧侶が尊敬されている。中国でも、霊的エネルギーを気として利用する気功などが研究されてきた。インド・チベットでも、ヨガや密教などでこのエネルギーを利用している。物質文明の進んでいない世界の民族でも、霊的エネルギーを重視する民族宗教が保全されている。要するに、人類は伝統的に霊的エネルギーの存在を信じていたのです。
ポイントは、今も、物質界で霊的エネルギーは働いているということです。この霊的エネルギーを使うには、神様のように聖なる言葉、想念、イマージネーションに頼るべきです。科学的な道具では霊的エネルギーは扱えない。霊的エネルギーを科学で数式化しても無意味です。だから、霊能力者や超能力者は科学的な研究の対象とはならない。
そもそも、18世紀のニュートンと同時代の科学者のスウェーデンボルグが、生きたままあの世(霊界)を見聞し、何冊もの著作を行ったのに、いまだに死後の世界(霊界)の存在を信じない科学者も多い。死から帰って来た人間はいるのです。その代表がスウェーデンボルグなのです。現在の心霊研究者でスウェーデンボルグを知らない者はいない。ただし、彼は霊能力を使用することはなかった。霊的エネルギーの謎は、現在まで残されて来た。
その霊的エネルギーに注目したのが、日本人の心霊研究家でもあった、阪大工学部卒の発明家の工学博士の政木和三と、東大医学部卒の内科医の医学博士の塩谷信男です。いずれも、想念によって物質に作用する霊的エネルギーの存在を感じていた。ただし、両者ともキリスト教の信仰はなかったので、霊能力は神様から与えられると言う考えには至らなかった。しかし、念力でスプーンが曲がることや、心霊治療は信じていた。
しかし、物質界は神様によって、霊的エネルギーで作られたことを理解すれば、人体にも霊的エネルギーが作用し、心霊治療で病気は治ることが理解できる。さらに、霊的エネルギーが使えれば、貧困、人間関係、社会問題なども解決できるのです。そして、そのような霊能力を高めるには、聖書を読むことが第一歩になる。
ただし、霊界には悪魔もいて、悪魔も霊的エネルギーを使う。日本では、邪霊や悪霊と呼ばれる悪魔には注意すべきです。(悪魔は、UFOや宇宙人にも入り込んでいると思われる。)当然、社会のエリート層や富裕層の心にも入り込んでいる。だから、霊的・宗教的な問題には安易に近寄るべきではないと言われる。それでも、霊的エネルギーを使わなければ、解決しない問題も多い。
要するに、正しい信仰心をもって霊的エネルギーを使うのが正解なのです。そうすれば、病気も貧困も解決する。霊的エネルギーを使うには、聖書を読んで神様を怖れ、敬い、清貧生活をすることです。そして、神様への祈りでは、願い事は既に霊界で実現したとして、過去形で祈り、欲望を捨てて、全力で問題に取り組むべきです。
政木和三は欲望を捨てれば奇跡は成り立つと主張し、塩谷信男は、信じて断言すれば願い事は実現すると述べている。霊的エネルギーの使用には、物欲は邪魔であり、強く信じる力が必要なのです・・・