2024年7月4日木曜日

人間の霊性の低下と物質文明の崩壊!

 


18世紀の末に産業革命がイギリスで始まる前に、一人のスウェーデン人の霊能者がロンドンにやって来た。そして、生きたまま霊界を神様によって見せられ、その経験を多くの著書で著した。それが、18世紀の神秘家スエーデンボルグ(1688-1772)です。

科学者ニュートン(1643-1727)の影響によって、産業革命はイギリスで始まり、現代の物質文明につながっているが、それと同じ時期にスウェーデンボルグは霊界(死後の世界)を神様から見せられていた。ニュートンもスウェーデンボルグも敬虔なキリスト教徒だったが、キリスト教について独自の研究もしていた。

19世紀の後半に鎖国を解いて、ヨーロッパ文明を学び、工業先進国へと足を踏み出した日本は、ニュートンの科学は取り入れたが、スエーデンボルグの霊的体験は無視した。しかし、今の日本でスピリチュアルに関心のある人間で、スエーデンボルグを知らない者はいない。また、日本でも戦前から戦後にかけて多くの霊能者や心霊研究家が出ているが、スエーデンボルグから学ばない者はいない。欧米でも、スエーデンボルグの影響は大きい。ニュートンは狂人ではなかったように、スエーデンボルグも狂人でもイカサマ師でもない。ニュートンの科学が真実であるように、スエーデンボルグの霊界見聞録も真実です。

ニュートンは科学の研究の傍ら、聖書も研究していた。そして、「現代文明は21世紀の半ばに崩壊を始める」との結論を得た。他方、スエーデンボルグは、「霊界で18世紀の当時、最後の審判が行われたの見た」と報告し、「その影響はこの世で2~3世紀後に現れるだろう」と書いている。つまり、21世紀に人類の物質文明が崩壊することは、産業革命の前から警告されていた。

21世紀に入ってから、同時多発テロ、ウォールストリート発の金融危機、中国とロシアの軍事的膨張、福島原発事故、コロナの大感染、AIの危険な応用などが続いている。第三次世界大戦が勃発し、世界的な自然大災害が生じることが危惧されている。

さらに、この2千年の世界の文明の基盤となったキリスト教世界でも、聖母マリアの出現が続いている。聖母マリアは、日本の明治維新の前に、フランスのルルドで奇跡の泉を出現させ、第一次世界大戦中にポルトガルのファチマで奇跡を起こし、その後も、旧ユーゴスラビアのメジュゴリエや日本の秋田の女子修道院などで出現し、地獄に落ちる魂の増大に警告を発している。

霊的には、キリスト教発生以来のこの2千年、信者の信仰心が霊的エネルギーを動かし、人類の文明は発展してきたが、18世紀の産業革命以来、物質文明のもたらす利便性、快楽性、快感によって物欲を増大させ、霊性を失った人間が増大し、人間の集団から発生する霊的エネルギーが曇り、堕落し、腐敗し人類の文明自体が危機に扮している。「信仰心を失った人間を神様は見捨てようとしている」、というのが聖母マリアの警告です。

霊界から物質界を作り、人間に魂を与えた神様は「全知全能で、全善」だとされている。従って人間には善が求められている。しかし、物欲のためにカネを求める人間は、悪魔に魂を売ってカネを得ようとする。これに怒った神様が人間を見捨てるというのが、聖母マリアの警告です。

要するに、人間はカネのために腐敗・堕落し、その霊が劣化し、人類の運命や大自然の状態にも悪影響が出たというのが真実です。80億人の人間から異常な霊的エネルギーが発せられ、人類の運命や大自然の状態にも悪影響が出たというのが真実です。そして、人間社会の頂点には悪魔が君臨するようになった。悪魔を罰するために、神様は人間の物質文明を崩壊させることにしたのです。

従って、21世紀中に大きな悲劇が人類を襲い、その物質文明は崩壊する。ニュートンやスエーデンボルグ、聖母マリアの警告通りにになる。せめて、日本人だけでも悔い改め、カネのために悪魔に魂を売るような生活はやめるべきです。

現在の物質文明は、今世紀中に崩壊する。新たな霊的文明の樹立に向けて、日本人はキリスト教、聖書、心霊主義などを研究すべきです。この世の向こうに霊界があり、死後も生き残る魂にとっては、この世ではなく、あの世、霊界、死後の世界が本当のリアルな世界なのです。なぜなら、神様は霊界から物質界を作られたからです。

数十年後の人類の悲劇に備えて、物欲を捨てた生活をすべきです・・・