2024年8月13日火曜日

霊能力は善に使え!

 

霊能力を持った人間は存在する。

超能力者、密教の僧侶、神道の神主、修験道の行者、街の拝み屋などにも、霊能力を持った人間はいる。また、職業的な霊媒もいる。しかし、危険な新宗教やオカルト業界も、その周辺にいる。伝統的な呪術の世界も危険視されることが多い。また、UFOや宇宙人も霊能力を持っていると言われる。

実際、誰もが超能力的な霊能力や呪術を使え、死者の霊と交信できる霊媒になれば、世の中は混乱する。だから、政府や学会が心霊問題やスピリチュアルな問題を敬遠するのも理解できる。今の文明社会は、まだ霊能力を扱えるほどには進化していない。AIもこの面では信用できない。

そして、先の大戦(日米戦争)で、政府が霊能者を使ってアメリカの大統領を呪殺しようとしたこともよく知られている(実際に、ルーズベルト大統領は突然、病死した)。また、戦後も日本の首相の中には、「呪われて失脚、死亡した」と言われる人間もいる。霊能力の扱いには注意が必要です。オウム真理教に本当に霊能力があれば、1995年にはもっと大惨事が生じていた。だから、今も政府はオウム真理教系統の新宗教やカルトを警戒している。

しかし、霊的エネルギーを使える霊能力を使えば、イエス・キリストのように病気を治し、悪魔を追い出すことができ、また、さまざまな苦しみから人を解放することができる。弘法大師も霊能力を人々の救済に使った。また、鎌倉幕府も元寇の際には、僧侶・神主等を動員して霊能力で神風を吹かせ中国から来た元軍を撃退した。霊能力を正しく使えば、人を救い、国を救うことができる。

なお、8世紀に大和朝廷は朝鮮半島の白村江で中国の唐と戦って敗れている。戦国時代の末期には秀吉が、朝廷と結託して朝鮮半島で中国の明軍と戦ったが敗れている。要するに、皇室神道の霊能力は8世紀には失われ、16世紀には消滅したと思われる。なお、信長は皇室神道の呪力で倒されたのではなく、真言密教で倒されたと思われる。家康は天台密教と結びついて、江戸幕府を安定させた。ただし、切支丹を弾圧したので、幕府は後年にキリスト教国アメリカの黒船来襲がきっかけで亡びる。

つまり、歴史的には、縄文の土器や銅鐸までの自然呪力、卑弥呼の銅鏡使用の鬼道から皇室神道、さらに、密教系の呪力、そして、最後にはキリスト教の霊力が日本を支配したことになる。今でも、自然呪力を重んじる行者、真言系の密教僧、キリスト教の教義を取り入れた新宗教などの系列の霊能者が日本の陰で活躍している。日本は世界でも珍しい、呪的な要素を持つ古代からの精神性を重んじる先進国なので、心霊的な要素は社会からなくならない。その証拠に、今では霊能力も失われた皇室を、未だにかついでいる。国民が霊的な幻想に生きていると思われる。しかし、皇室自体は欧米先進国のキリスト教の霊力を知っているので、ひたすら欧米式を導入し、欧米のキリスト教社会に受け容れられようとしている。しかし、国内に対しては未だに皇室神道の盟主としての立場を誇示している。実際に、皇室が今まで続いていたのはキリスト教の霊性を利用したからだとも言える。それでも、明治天皇に、皇室は明治以降、三代で衰退すると述べた霊能者もいた(彼は伊藤博文の暗殺も予言していた)。

本来、世界で最大の霊的威力を持っているのは、キリスト教であり、その霊能力で世界中にキリスト教が普及し、アメリカの国教は事実上キリスト教です。日本の現憲法もアメリカのキリスト教精神が基盤になっている。ただし、ユダヤ教徒が生み出したマルクス主義も霊的な力があり、ロシアや中国はその影響下にある。現在のアメリカ、EU、日本とロシア、中国、イランの対立は、キリスト教の霊力とそれ以外の専制国家の霊性との対立だと考えられる。しかし、キリスト教の神が万物の創造主であるから、最終的にはキリスト教的民主主義が他のイデオロギーの専制国家を打ち負かすと考えられる。

つまり、日常的なレベルでも、国際的なレベルでも、霊能力は働いており、最も効果のあるのがキリスト教の霊性だということになる。ただし、日本の伝統的な神仏の霊性は否定できない。霊界は、この世以上に広大で複雑です。

いずれにしても、この世は、あの世(霊界)の霊的エネルギーから生まれたものなので、この世で霊能力は有効に働く。万物の創造主の神様が、言葉とイメージで物質界をつくったように、霊能者も精神で霊能力を使える。ただし、霊格によって扱える霊的エネルギーに差が生じる。かつては、卑弥呼や古代天皇の霊格は高かったので、国を治めることができた。しかし、最終的には日本の霊性は、キリスト教の霊性に敗れ、今では日本政府はキリスト教の霊性にすがって国家体制を維持している。

つまり、日本の伝統的な霊性や呪術に頼って、病気、貧困、人間関係、社会問題を解決しようとするのではなく、聖書を読んでキリスト教を研究し、キリスト教の霊性を得て、諸問題を解決することが日本人に求められている。そして、キリスト教では伝統的に霊能力の乱用を戒めている。霊界には悪魔がいて、霊能力を使う未熟な人間や、不信仰な人間に憑りつき支配しようとするからです。人助けや善行の延長で霊能力を使うのは良いが、富を求めて悪魔に魂を売って物質的な幸福を求める人間は警戒すべきです。だから、2千年の歴史のあるキリスト教の枠内で霊性を求めるべきなのです(ただし、欧米のキリスト教社会は堕落している(その例が、アメリカのトランプなどの億万長者))。

本当のキリスト教の牧師、神父、修道士、修道女などは地味な生活をしていても、その精神は霊界に達していることがあり、大きな霊能力を持っていることもある。日本人も聖書を読み、また、その他のキリスト教の資料を学んで、キリスト教の霊性を理解すべきです。

そして、人類最高の霊能者でもあったイエス・キリストは「エリートや富裕層は天国に入れない」と述べている。つまり、霊能者でもエリートになったり富裕層になる者は、死後、霊界(あの世)で地獄に落ちるということです。地獄とは悪魔が支配する世界です。心の奥底で神様を信じ、清貧生活をする者は、死後、天国に受け容れられる。これは、単なる道徳やおとぎ話ではない。この世(物質界)とあの世(霊界)をつなく真理なのです・・・