2012年10月2日火曜日

「この上なく大きい音は、耳で聞き取ることができない」、官邸前の叫びを聞け



老子曰く、「この上なく大きい音は、耳で聞き取ることができない。この上なく大きい形は目で見ることができない」。

国民・有権者は叫んでいる、「野田首相よいい加減にしろ!」

しかし、この大きな声は官邸の中では聞こえない。あまりに声が大きいからか?

民主退陣を要求する国民・有権者の動きはとても大きなものになった。

しかし、この大きな動きは官邸からは見えない。あまりに動きが大きいからか?

IMF/世界銀行の総会が間もなく東京で開催されるというのに財務大臣を替えるという野田首相。近隣外交が破たんしているのに外務大臣を留任させるという野田首相。原口や赤松など民主党を憂えるライバルを入閣させない野田首相。もうこれが民主党最後の内閣だというのに。

この3年間の民主党政権の推移は本当に劇的でした。

圧倒的な支持を得て船出した鳩山・小沢体制。それが、普天間基地問題と鳩山の母親資金問題、小沢土地問題で迷走し始めた。

菅・仙谷の尖閣ビデオ、菅の韓国人・北朝鮮系グループとの資金問題で菅内閣は崩壊しかけたが、大震災・原発事故を悪用して延命をはかる。

野田は、「もうノーサイドで行きましょう」と言いながら小沢グループを追い出し、鳩山を叩いた。そして、谷垣総裁を「近いうち解散」で騙して、増税法案を可決させた。なおかつ、マニフェストを踏みにじって、財界・米国にすり寄って延命をはかる。ついには、田中真紀子を入閣させて、中国や国民の人気取りに出る。

もはや、財界や財務省も解散・総選挙に舵を切る。とても、野田内閣に来年度の予算編成は任せられない。

しかし、阿倍・石破体制は万全か? 謙虚に反省したのか? かつての赤恥辞任や、さすらいの政界渡り鳥時代を?


### ###


◆ 尖閣、アメリカの専門家: ”「海上保安庁の船だけでも当座の対応はできるだろうが、中国側は軍を投入する攻略作戦の準備を間違いなく進めている・・・” http://on-msn.com/QxTaLf


◆ IMF総会が東京で開催される。この時期に財相の交代は問題あり。野田内閣は国益に反する?


◆ 赤旗: 電機大企業の内部留保は、パナソニック3兆3043億円、NEC5586億円、リコー1兆1623億円、ソニー2兆6249億円、シャープ5505億円(2012年3月期、各社有価証券報告書より全労連・労働総研調べ)。主要企業19社は26兆円


◆ 1945年以前の日中戦争のポイントは、日本が戦場になったのではなく、中国本土が戦場になったという点にある。おまけに、捕虜を収容する施設を帝国陸軍は作らなかった?


◆ 森喜朗は石原慎太郎を都知事再選に担ぎ出したとき、伸晃を総理にすると約束した(産経)。約束を平気で破る野田を支持する森が、そういうことを言ってもダメ。


*************************